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設立趣旨

2005年3月20日に発生した福岡県西方沖地震で、被害の多発した地域にありながら無被害だった鉄筋コンクリ-ト造りの建物があります。本シンポジウムの会場であり、昭和4年4月に竣工し、築77年が経過している警固教会です。

この警固教会を設計した中村鎮は、あまり知られていませんが、福岡県出身の建築家で、大正から昭和の初期に活躍した人物です。中村鎮は、「鉄筋コンクリ-ト建築物をして木造建築と同価格たらしめよ」との強い思いから、北は北海道から南は沖縄まで全国に119棟もの「中村式鉄筋コンクリ-ト構造」の建物を建設しました。

今後の持続可能な社会システムの形成や安心して住める建物とするには、鉄筋コンクリ-ト建築物にも高い耐久性や耐震性が求められます。警固教会をはじめ、全国に現存している中村式鉄筋コンクリ-ト構造の建物は、これらの問題点の解決方法を考える上で貴重な財産であり、これらを保存・記録することにより今後の建築技術に活かすことも可能となります。また、福岡県出身でありながら一般に知られていない中村鎮に関する業績を評価する活動も必要です。

そこで、このたび中村式鉄筋コンクリ-ト研究会(NRC研究会)を立ち上げ、中村式鉄筋コンクリ-ト構造の現存建物調査、解体調査、資料収集、講演会の実施、会員誌発行などに取り組みます。

| NRC研究会とは | 17時05分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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