| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --時--分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

壁体の特徴

中村式鉄筋コンクリ-ト構造が、当時の鉄筋コンクリ-ト建築物と比較して経済的な理由の一つとして、壁体は鎮ブロックを組み合わせた空洞部分の偶各・T字型部や開口部廻り及び壁梁部分のみコンクリ-トを打設している点です。そのため、建物全体に対するコンクリ-トの使用量も減り、建物自体も自重が減じられる分、使用する鉄筋量も少なくなります。

また、壁のコンクリ-トを打設していない空洞部は、設備配管にも活用され、籾殻を保温材料として充填しています。壁の施工手順は、図2に示す偶各・T字型部の鉄筋を先組みし、この鉄筋を取り囲むように鎮ブロックを積み上げていきます。

コンクリ-ト打設は、5段から8段程度積み上がると、順次、内部へコンクリ-ト打設します。なお間柱のない大空間の必要な建築物には、梁間方向に壁沿って柱を一定間隔に配置した現在の壁式ラ-メン構造に近い構造形式で施工されています。

wall.jpg
壁体部分の詳細(中村鎮遺稿集より)
スポンサーサイト

| NRC構造について | 16時12分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

型枠材料の特徴

中村式鉄筋コンクリ-ト構造の型枠材料の特徴は、従来の木材を用いた転用型枠でなく、施工現場にてコンクリ-ト製型枠を製作し、この型枠をコンクリ-ト打設後も使用するパ-マネント型枠とした点です。その結果、外壁の化粧材を兼用し内部のコンクリ-ト保護による耐久性・耐火性も向上します。そして、仮設材料が少なくなり施工性に優れる利点があります。

その型枠材料の形状は、写真1や図1に示す鎮ブロックと呼ばれる板状のL型のコンクリ-ト製品(鎮ブロック」)で、重さ約8kgで、壁や床などの全ての構造体を構成しています。鎮ブロックは、壁体や床スラブの型枠材料として建物の施工に必要な枚数だけ建設現場にて製作されていました。

block.jpg
鎮ブロックの詳細(中村鎮遺稿集より)

| NRC構造について | 16時03分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

中村式鉄筋コンクリート構造の概要

中村鎮は、耐震性・耐火性・耐久性を持つ鉄筋コンクリ-ト建築物の日本における普及のため、当時の鉄筋コンクリ-ト建築物の約2/3と経済的な中村式鉄筋コンクリ-ト構造を提案しました。そして、大正から昭和の初期に北は北海道から南は沖縄まで全国に119棟もの中村鎮式鉄筋コンクリ-ト造を建設しました。現存する建物もいくつかあります。この構造の概要を紹介します。

-----------------

中村式鉄筋コンクリート構造は、中村鎮が大正時代に耐久性・耐火性に優れた鉄筋コンクリ-ト構造を木造と同等の価格にすることを目指して開発した構造です。

当時の鉄筋コンクリ-ト建築物は、基本的に材料のセメントや鉄筋が高価でした。さらに、コンクリ-トを柱や梁の形に流し込むための型枠も、木造住宅と同じ程度の木材を使うほど施工が大変で、材料と施工の両面から見て高価な構造でした。

そこで中村鎮は、型枠材料に板状に成型したコンクリ-トを開発しました。「鎮(ちん)ブロック」と呼ばれる独自のコンクリートブロックを型枠として組上げ、その間にコンクリ-トを部分的に流し込みます。そして鎮ブロックはそのまま仕上げとして用いることで、セメントや鉄筋を節約する工法を考案し、全国でそれを実践しました。

| NRC構造について | 10時57分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。